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コロナ禍になって初映画鑑賞~『浅田家!』

昨日の雨の金曜日、映画『浅田家!』を観に行ってきました。ユニークな家族写真で「木村伊兵衛写真賞」(写真界の芥川賞だそうです。映画内、政志のセリフより)を受賞した実在の写真家 浅田 政志さんの「浅田家」及び「アルバムのチカラ」が原案となった映画です。

写真集は「浅田家」。映画はそれに!がついて『浅田家!』。これだけで作品の印象だいぶ変わってきます。絶妙なタイトルです!

父、母、兄、自分の4人家族を被写体に、“家族がなりたかったもの”“家族でやってみたいこと”をテーマに様々なシチュエーションでコスプレして撮影、ユニークな《家族写真》を世に送り出した写真家・浅田政志。普通の家族が、消防士、バンドマン、レーサー、極道、ラーメン屋……等々、全力でなりきった姿を収めた写真集「浅田家」は、思わず笑みがこぼれる仲睦まじい家族の光景として好評を博し、写真界の芥川賞ともいわれる第34回木村伊兵衛写真賞(2008年度)を受賞しました。本作は、この「浅田家」と、東日本大震災津波で泥だらけになった写真を洗浄し元の持ち主に返すボランティア活動に参加した浅田政志が、作業に励む人々を約2年間にわたって撮影した「アルバムのチカラ」の2冊の写真集を原案に、『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)で、第41回報知映画賞作品賞、第40回日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞、優秀脚本賞ほか、その年の映画賞を総なめにした中野量太監督が、実話に基づき独自の目線で紡いだオリジナルストーリー作品です。
写真家・浅田政志を主人公に、彼の人生と彼を支えた家族をユーモアたっぷりに温かく描き、なぜ彼が“家族”というあまりにも身近な存在を被写体として選んだのか、そして撮り続けるのか。一人の写真家の人生を通して《家族の絆》《写真が持つチカラ》を色濃く映し出します。

                                        浅田家公式HPより

正直、ニノは天才シェフや検察官よりも、今回のようなユーモアと癖のある写真家の方が断然あっています。演技派とは言われていても、あまりキャラにあわない役は向かないんじゃないかな?俳優さんには「憑依型」もあると思いますが、ニノは何を演じても「本人が透けて見える」タイプなのかな?と・・・(ちなみに大野智は断然「憑依型」だと思う!)後半の様々な家族の写真を請け負う際にインタビューする様子などはニノそのものだよね~というカンジです。それに金髪も長髪もからくり紋々も似合わなさすぎ(笑)、豪華なキャストの中でも、写真集を出版するきっかけを作った赤々舎の大酒飲みの社長役の池谷のぶえさんがいい味出してました~

後半は東日本大震災後の東北で家族や友人を失った人たちに、いちボランティアとして寄り添う姿を重すぎることなく描いています。最後はやっぱりユーモアで締めくくられていて・・切なく暖かく、くすっと笑えるとてもいい映画でした。

 

今回、コロナ禍での映画鑑賞・・・チケットはいつもの通りネット予約で、座席は人がなるべく少ない場所を・・・と選んだつもり・・・なのにすぐ隣におばあちゃんが一人で座っておられて少しびっくりしました。・・・窓口で買いました?ネット予約?他に席いっぱい空いてるますけど(^-^; そのおばあちゃんも途中からは身を乗り出してごらんになってました。

コロナ禍になって初めて、少しこわごわ映画館に足を運びました。雨の金曜日の日中だったからか混雑はなく、これならまた来れるかなあと思いました。映画館内でのフードの提供はなく飲み物のみの提供です。上映前の予告編を色々観ていると次、何を観ようかな~となります。マスクを着けての映画鑑賞はちょっとしんどいですが、きっとまた行きます!