お天気の良かった日曜日、あとひと月ほどで終わってしまう大河ドラマ「青天を衝け」の主人公渋沢栄一ゆかりの地、深谷に行って来ました。
かつて赤レンガ造りで栄えた街の玄関口らしく赤レンガ造りの駅舎。東京駅そっくりな理由はこちら
1914年に建てられた東京駅丸の内口駅舎には、深谷市にある日本煉瓦製造株式会社製のレンガが使われました。日本煉瓦製造株式会社は、深谷市出身の実業家 渋沢栄一が作った、日本で最初の機械式レンガ工場。今はなき日本煉瓦製造株式会社ですが、赤坂迎賓館や帝国ホテルなどのレンガもここで作られています。
トラベルjpHPより引用
大河ドラマの主人公として一躍有名になりましたが、新一万円札の顔にもなりますね。
この深谷駅の駅舎、線路に垂直に跨るように駅舎が建ってるのですね。正面入り口がどちらか揉めないように・・・とかでしょうか?
この日は帰りに東京で寄りたい所もあったし、夫は翌日仕事なので14時台に深谷を出発する予定です。徒歩と巡回バスを使ってなるべく効率的に回りたいです。循環バスは大人1回250円、1日乗り放題乗車券は大人500円です。
まず向かったのは深谷駅から徒歩15分のところにある大河ドラマ館(ミーハーなので)急いでいたので建物の写真はありません。
大河ドラマ館:入場料は大人800円。チケットはこちらの窓口でも買えますし、ネット購入も出来ます。
ドラマのセットらしく登場人物のパネルがお出迎え
最初は血洗島(現深谷市)の栄一の生家「中の家(なかんち)」のセット
囲炉裏がきってあって
養蚕や藍玉造りとその販売等もしていた「中の家」帳場のセットもありました。
台所。鬼おろしやたわしなどが吊るしてあって、今時の台所と変わらないような・・使い勝手が良さそうです。
フラッシュで上手く写せませんでしたが、こちらの水屋箪笥が素敵でした。
「つるべ」が動く井戸
衣装の展示もありました。
右が渋沢栄一 左が渋沢喜作の衣装。実際に撮影で着用されたものです。
グレーのスーツに青みががったコートが栄一
グレーの濃淡のコーディネートの喜作
こちらは「”吉沢”栄一」と「”ディーン”五代」に挟まれて写真が撮れる撮影スポット(笑)
セットはパリ万博のエレベーターです。
そして撮影禁止だったので写真はありませんが、出演者のサインが飾ってあるスポットがありました。徳川家慶役の吉幾三さんのサインがオシャレで、字もすごくお上手でした。
その後は巡回バスで移動
「尾高惇忠生家」(無料)
栄一の従兄で論語の師でもあった尾高惇忠の家には栄一も少年時代に通っていたそうです。
裏には珍しいレンガ造りの土蔵
その後は徒歩にて
渋沢記念館(無料)へ
各種産業の育成と多くの近代企業の確立に努め、設立・育成に関わった企業は500余、また600以上の社会福祉事業や教育に関わった「近代日本経済の父」渋沢栄一の足跡を写真・資料やミニシアターで紹介しています。
アンドロイド渋沢栄一翁!
実際の渋沢栄一翁の身長は153㎝~155㎝だったそうです。(この時代日本人の身長は現代に比べて低かったそうです)
こちらは記念館に展示していた大河ドラマの「渋沢栄一」カッコいい!
この少し遠目からのあえてブレているポスターも素敵です。
若くして非業の死を遂げてしまった見立て養子の渋沢平九郎
目力強めの男前さんだったのですね。
渋沢記念館を出たあとは「論語の里」の気持ちの良い土手道をテクテク
旧渋沢邸「中の家(なかんち)」(無料)
青淵とは栄一翁の雅号です(家裏にたっぷりと水を湛えた淵があるところから・・とか)
渋沢家が豪農だったことがうかがえる大きな家
写真は撮っていませんが、裏に栄一翁の父、母、そして若くして亡くなった養子平九郎の碑がありました。
表座敷に戻ると「青天を衝け」のポスターと
こちらにもアンドロイド渋沢栄一翁が!遠目に拝見しました。(お座敷に上がることは出来ません)
アンドロイドなので、少しづつ微妙に動いているんです(ちょっと怖かった(^^;)
この後、巡回バスで深谷駅に戻りました。
【この日のルート】
深谷駅 →(徒歩15分)→ 大河ドラマ館 →(巡回バス)→ 尾高惇忠宅 →(徒歩)→ 渋沢栄一記念館 →(とても素敵な土手を徒歩で)→ 中の家(渋沢栄一生家)→(巡回バス)→ 深谷駅
東京から片道約1時間半の日帰りお出掛けでした。前日に思い立って行ったのはお出掛け日和だったことと、大河ドラマ館が来年1月で閉館するから(どこまでもミーハーです(^^;)もう少し寒くなったら億劫になると思ったのです。
ほんとは七ツ梅酒造跡にも寄行きたかったのだけど(^^; ちょっと時間がなくなってしまい残念でした。