日付が12月になるとなんだか気忙しくなりますが、12月最初の週末は以前から予約していた北区王子の飛鳥山公園内、旧渋沢邸跡にある《渋沢史料館》に行ってきました。
ちなみに先月は深谷市の渋沢記念館や大河館に行きました。ミーハーな私達・・・
こちらの史料館、渋沢栄一が新しい一万円札の顔に決まった時に王子に住んでる友人が行ったと聞いた時から一度訪問してみたいと思っていました。
渋沢栄一が創立した日本を代表する製紙会社である王子製紙は創業したこの地の地名を社名としているそうです。
都内の桜の名所としても有名ですね。
この時期は紅葉と
銀杏が綺麗です。
この日のお目当ての《渋沢史料館》に到着
ちょうど「しぶさわくん」が歩いていました(^-^; となりの大河館のマスコットらしいです。
コロナ禍の現在、入館はWEBでの事前予約制です。渋沢史料館・晩香盧・青淵文庫の3施設の中に入ることができます。
予約時間になると建物の前でスタッフの方に予約確認メールがわかるもの(スマホのメール本文や紙に打ち出したもの)を提示します。密を避けるため史料館、のルートを案内されます。滞在時間も指定されますが、2時間ありましたので十分でした。その後入口で検温・消毒し受付へ。
史料館1F:受付、案内モニター、売店などがありこの受付で入館料を支払います。入館料は300円(大人)。現金以外にもクレカや電子決済も出来るようです。
二人で一度にチケット買いましたが、種類の違うチケット。細かいところも拘ってる!
2Fの展示室へ
展示室:本屋さんかと思いました。おしゃれなレイアウトです。(深谷の渋沢記念館は結構年季がはいっていたので(^^;)
上の黒い数字は渋沢栄一の年、下のパネルがその年の出来事です。
91歳で亡くなるまで、毎年のように大きな出来事があるなんて本当に激動の人生というか・・・・ご苦労様でした!と言いたくなります。
こちらはちょっとした休憩スペース。横長の窓から見える紅葉が綺麗です。
史料館を後にしようとした時、スタッフの方が「この時期は正面の家紋が写せますよ」と教えてくれました。渋沢家の家紋「丸に違い柏」桜の時期には隠れて見えないそうで、写真を撮るよう勧めてくれました。
こちらは《晩香廬(ばんこうろ》
渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室です。
内部:灯りが多すぎて眩い✨
こちらの暖炉の上の額は渋沢栄一の長女歌子さんの・・・
手紙?歌でしょうか・・・?
モダンな室内
こちらは洗面所
こちらはお茶の準備をする給湯室・・・というより広いキッチンというカンジです。
当時の水屋箪笥
「1917」と彫られています。
こちらは《青淵文庫(せいえんぶんこ)》
渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝い(子爵の方が偉いんですかね⁉)を兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈した煉瓦及び鉄筋コンクリート造の建物です。栄一の書庫として、またや接客の場としても使用されたそうです。
内部
ステンドグラスが素敵です。こちらも渋沢家の家紋「丸に違い柏」に因んで柏の葉がデザインされているそうです。
部屋入口の「青淵文庫」の額装
「青淵」とは渋沢栄一の雅号です。
こちらは2Fの書庫への階段(コロナ禍の為、現在は閉鎖中)
こちらの史料館は大人300円でしたが、予約制だけあってこのご時世密にならないようにきっちり工夫されていて、スタッフの方の対応も素晴らしく、とてもゆっくり気持ち良く観覧することが出来ました。公益財団法人とのことですが、これで元とれてますか?と聞きたくなりました(たぶん余計なお世話(^^;)
深谷の渋沢記念館は無料でしたし、さすが社会公共事業に尽力された渋沢栄一ゆかりの財団ですね。そして大変勉強になりました。
予約や詳細はこちらから。2022年1月からは事前予約なしでも入館可のようです。