前回のブログの続き
近くまで行ったことは何度もあるけど中に入るのは始めての練馬区立美術館
「生誕100年 朝倉摂展」
8月14日までだったのでギリギリ最終日に行ってきました。
舞台美術家として一時代を築いた朝倉摂氏の生誕100年を記念して、4月16〜6月12日に神奈川県立美術館 葉山で開かれた初の回顧展が練馬区立美術館に場所を移して開催されています。
彫刻家の父を持つ朝倉氏は、10代より日本画家の伊藤深水の下に学び、若くしてその才能を認められました。
戦後は海外に目を向け新しい表現方法を模索、また安保闘争などの社会問題に向き合う中で、60年代以降には舞台芸術を中心に活動していきました。
今回はこれまで知られていなかった絵画や本の挿絵から舞台美術の作品模型・デザイン画まで、朝倉氏の活動の全貌に迫る本格的な個展になります。
展覧会が終了したので記事がなくなるかもしれないけどもし残るのなら・・・・と備忘で
絵本や小説の挿絵も多く、作品によって様々なタッチを駆使して本当に一人が描いたものなのか?と驚いてしまいました。
この日は午前中から暑かったけど展覧会最終日だからか訪れる人が(意外と)多く、お父さん・お母さんに連れてきてもらったであろう子供たち、絵本の挿絵の前で楽しそうでした。
また(暑いのに)年配の方も結構多かったのでその世代の方には私達より馴染み深く有名な方なのかな~と思っていたら
観覧料:高校生・大学生・65〜74歳 800円、中学生及び75歳以上無料
学生さんは学生証など持参されるのでしょうが65歳以上の方は生年月日が判るもの持参されてない方が多かったようで・・・
受付で「年齢の分かる証明書のご提示をお願いします」と言われても「あら~持ってないわ」って方、結構いました。しかも「ほら~ 見てみて判からない?」って答えづらいわ!
まあ65歳以上かどうかは分かると思うけど74歳以下か75歳以上かどうかの判断はちょっと難しいんじゃないかな(^^; 受付の方たち真摯に(紳士的に?)対応されてました(笑)
展覧会のショップに置かれていた本に「過去を振り返るのは大嫌い」っていう副題が書かれていました。私も歴史は好きだし大切に思うけど、自分の後ろは振り返らないタイプなので大いに賛同です!
チャーミングで力強い一人の女性美術家の個展、とっても見応えがありました。