おうちのこと日々のこと

今日やった事、明日やる事、未来の自分の為の備忘録

小さな文字に苦戦

思い立って蔵書の漫画本を引っ張りだしてきて読んでいます。

池田理代子さんの「栄光のナポレオン」全12巻

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左の小説の文庫本と同じ大きさの右・漫画の文庫本。吹き出しの文字が小さいです💦

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10年以上前に行ったフランス旅行の後に読もうと思って買ったのですが、そのまま文字通り御蔵入り(はよ読めってハナシですよね)

 

もうね、今読むと指で画面を広げたくなっちゃいますよ( ;∀;)

 

小説は文字だけなので文庫本でも(老眼鏡のみで)読めますが夜読むときはルーペを使い・・・四苦八苦しました💦

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同世代でデスクワークをしている友人も「一番辛いのは目(老眼)」と言ってますね。

 

なぜ今になって文庫サイズ漫画を読もうと思ったか・・・

 

先日テレビで「なぜロシアは他国を脅威とみなして戦争をするのか?」という内容のドキュメンタリーを見ました。

21世紀にもなって歴史を巻き戻すような他国への侵攻を始めた動機をロシアの歴史から見ていくという番組で、その中で印象に残ったのが(ざっくりですが)

トラウマ:ロシアはモンゴル(タタール人)からの残酷な侵略を受け250年も屈辱的な支配を受けた苦い経験がある(「タタールのくびき」というのだそうです)

成功体験:フランス・ナポレオン軍を撃退させた「冬将軍」

この「冬将軍」はたまたま寒い冬に戦争をして大変だった~という事ではなく、冬になる前に広いロシアの領土の奥深く首都モスクワにナポレオン軍をおびき寄せ(敗戦・敗走して)補給路を断ち、首都を攻めさせ3日後に自ら首都に火を放つ焦土作戦

あてにしていた物資も食料の補給もできず退却するナポレオン軍は多くの兵士を失ってロシア国境にたどり着くまでも大変で、その後パリへ退却。余談ですが、フランス軍は多くがイヤイヤ徴兵された兵士、ロシアは祖国を必死で守ろうとする兵士・・・モチベーションも全然違う。皮肉にも現在のロシアとウクライナのようです。

現代になり逃げ延びたフランス兵士の遺骨を調べると多くに疲労骨折の痕跡があったそうです。これはロシアの広い領土をもってして出来た作戦でこれによりますますロシア人に広い領土への安心感と欲望が根付いたというのです。

「広い領土があれば他国からの侵略を防げる」という考えがロシア人のDNAにはあるんだと。

そんな予備知識をもって今読むとナポレオンも面白いです。けどもうこのサイズの文字を読むのはしんいなあ。

全12巻もあるけど・・読み終わったら処分して読み返したくなったら電子書籍と思います。