おうちのこと日々のこと

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東京都美術館で開催中のゴッホ展へ

昨日の金曜日、東京上野、東京都美術館ゴッホへ行って来ました。コロナ禍以降、こういった展覧会も日時指定の予約チケットが多くなっています。予約がキャンセルできなかったり、思い立ってすぐ行けなかったり、と不自由は少しあるものの、混雑を避けられるのはとても良いと思います。

 

こちらの展覧会もチケットはネット予約ですが、コンビニなどでペーパーのチケット発券ととスマホ画面のQRコードチケット表示が選べます。当展覧会ではQRコードチケットのみ2回まで予約変更可能です。

 

www.tobikan.jp

 

時間予約制なので、並ばずに入ることが出来ます。退出時間までは決められていないので中の混雑状況までは管理出来ないと思いますが、この予約システムはコロナ禍後も続けて欲しいです。

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今回の副題は「響きあう魂~ヘレーネとフィンセント」

フィンセントは言わずと知れた(^^;ゴッホですが、ヘレーネとはクレラー=ミュラー美術館の初代館長で偉大なるゴッホのコレクターヘレーネ・クレラー=ミュラーです。

クレラー=ミュラー美術館はオランダ、オッテルローの国立公園内に位置し、ゴッホのコレクションとしてはアムステルダムのファン・ゴッホ美術館に次ぐ世界第二位を誇ります。色んな展覧会で「ゴッホの作品」っていうと「クレラー=ミュラー美術館」蔵ってなってることが多いかな?

 

ゴッホの画家人生は27歳から亡くなる37歳までの10年と短いです。

今回の展覧会では絵具を厚く塗りこめた「いわゆるゴッホ」といった情熱的な作品ばかりではなく、初期のそつなく(良い意味で)性格なデッサンやクロッキー、様々な画家から影響を受けたであろう点描画(スーラ?)や日本の影響をを受けたであろう構図の作品もあり、絵画に真摯に取り組むゴッホの意気込みが年代順に感じられるようでした。

展覧会にショップでこちらの画集を購入しました。今回の展覧会の大まかな内容と合わせてゴッホの生涯やゴッホの作品が収蔵されている美術館も掲載されています。

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下記に載せている作品の写真はこちらの画集から、今回の展覧会の備忘です。

 

《麦わら帽子のある静物1881年11月後半~12月
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さまざまな材質を描く訓練の為のゴッホのごく初期の作品だそうです。そつのない感じです。

 

《レストランの内部》1887年夏

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ジョルジュ・スーラなどの点描画を取り入れた作品(でもこの画風はゴッホには合わなかったよう)

 

《草地の木の幹》1890年4月後半

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今回の展覧会では私はこの作品が好きでした。力強く迫力ある太い幹と草花のコントラスト。大胆な構図は浮世絵の影響ともいわれているようです。

 

《夜のプロヴァンスの田舎道》1890年5月12-15日頃

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美術館を出る頃にはすっかり日が暮れてました。夜の東京都立美術館、ライトアップがオシャレです。
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今回は久しぶりの展覧会で2時間ほどゆっくり作品を堪能しました。

コロナ禍も今はだいぶ収まっていて気候の良いこの時期、様子をみつつお出掛けしたいと思います。