2019年3月31日付けで会社を退職しました。
4月から退職後の手続きを色々行いました。
気楽な(?)会社員よろしく健保、年金、税金等々・・・今まで会社にすべてお任せの給与天引きでしたが、退職手続きにあたり会社からマニュアルらしきものを渡され、なんとかかんとか手続きを進めてみました。
退職後の諸手続
健康保険
所属していた会社の健康保険組合から外れる→国民健康保険等への加入
保険証がなくなるので、速やかに切り替える必要があります。直ぐに転職し、転職先に健保組合等があるのであれば、そちらに加入することになります。
公的年金支払
所属していた会社では厚生年金を給与天引きされていました。
継続して国民年金を納付します。
住んでいる市区町村の役所へ出向いて手続きを行います。
持参するもの(ケースバイケース 事前に役所へ確認した方がよいです)
・離職票または退職証明書
・年金手帳
・顔写真付き身分証明書
・印鑑
後日送付されてくる納付書を使って金融機関・コンビニ等で支払い。
税金(住民税)支払
会社がお役所へ手続してくれる。
年金と同様、後日納付書が送付されてきました。
雇用保険 受給手続き
・退職証明書
・雇用保険被保険者証
・身分証明書
・照明写真
・印鑑
などを持参しハローワークへ。
ハロワでは「失業認定書申告書」などの書類記載が必要となります。
一通り手続きが終わりましたが
最後に「確定拠出年金」の切り替えが残っていました。
退職した会社では「企業型確定拠出年金」制度を導入していました。
「企業型確定拠出年金」
会社が退職金の一部を掛け金として、月々運用会社に拠出して資産運用している。
運用(運用指図)は各個人で行う。
60歳で満期となり、60~70歳の間に一時金か年金として
老後資金として受け取ることができる。
原則として60歳で満期になるまでは途中解約不可です(例外あり)
60歳定年まで会社に勤めていれば自動的に掛け金が拠出
され運用指図をするだけです。
転職した場合、転職先に「企業型確定拠出年金制度」があれば
会社経由で手続きを行えば問題ありません。
ただ、半年以内に転職が難しい、もしくは転職先で「企業型確定拠出年金制度」が
ないのであれば「個人型確定拠出年金」idecoに加入する手続を行うことになります。
退職や転職などをしたにもかかわらず、
6カ月以内にiDeCo(イデコ)へ資産を移換せず、脱退一時金も受け取らないで
手続きを放置した場合は、運用していた資産は現金化されて国民年金基金連合会に自動的に移換されてしまいます。これを「自動移換」といいます。
国民年金基金連合会に自動移管されるのはデメリットばかりです。
国民年金基金連合会に自動移管されるデメリット
- 自動移換されるときに4,269円の手数料がかかるほか、自動移換4カ月目以降からは毎月51円(年間612円)の管理手数料が資産から差し引かれてしまう。
- 運用指図ができず、資産を増やせなくなってしまう。
-
自動移換の状態は、確定拠出年金の通算加入者等期間としてカウントされない。(通算加入者等期間が10年に満たないと、受け取り開始時期が60歳より遅くなる可能性があります。) 等々
面倒でも確定拠出年金の移管手続きを行いたいと思います。
確定拠出年金移管スケジュール(私の場合)
3月31日退職
↓
4月1日資格喪失
翌5月からカウントして6か月後の10月末までに
資産拠出金を移行する必要があります。
※運用会社への手続きは1カ月前までには行う(運用会社から指示がある)
ideco運用会社の検討と決定
会社で企業型確定拠出年金運用はニッセイで行ってもらってました。
idecoもニッセイで行っても良かったのですが・・・
手数料等比較してみました。
《初期費用》
ニッセイ 0円(※ニッセイで確定拠出年金運用していたので)
SBI証券 2,777円
《手数料(月額)》
ニッセイ 480円
(うち、国民年金基金連合会103円、事務委託先金融機関 64円)
SBI証券 167円
(国民年金基金連合会103円、事務委託先金融機関 64円のみ)
月額167円はどの運用取扱会社でも必須です。
SBI証券ではそれ以上の手数料はかかりません。
私の場合は60歳の満期まで10年程度なので差額の計算をしてみます。
ニッセイ 480円×12カ月×10年 = 57,600円
SBI証券 初期費用 2,777円
167円×12カ月×10年 = 20,040円
10年間の初期費用・手数料で34,783円の差額がありました。若い方がidecoに加入する場合は、手数料月額の差は大きいかもしれません。また、今後運用や給付の際は別途様々な手数料がかかるかもしれません。
それらも比較検討してideco運用会社は今回SBI証券に決めました。
期間限定でバタバタ決めてしまったので、他にもメリット・デメリットあったかもしれませんが・・・検討するのも疲れてしまったので、この辺が落としどころでした。