この4連休のシルバーウィークは、GWやお盆休みの長期間の自粛にはもう耐えきれない~とばかりに各行楽地は人出も多く、賑わっていたそうでした。
我が家は連休初日に上野の国立西洋美術館で開催中の「ロンドン・ナショナルギャラリー展」へ行ってきました。
同館の約200年の歴史で初となる館外での大規模な所蔵作品展です。
展覧会情報
会 場:国立西洋美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
会 期:2020年6月18日(木)〜10月18日(日)
開室時間:午前9時30分~午後5時30分
金曜日、土曜日と10月13日(火)〜15日(木)は午後9時まで
※入館は閉館の30分前まで
休室日 :月曜日、9月23日
11月3日からは大阪・中之島の国立国際美術館で開催予定です。
詳細はこちら
チケット予約について
展覧会公式HPのチケット案内では
混雑緩和の為、国立西洋美術館での入場券の販売はありません。スマチケ、読売新聞オンラインチケットストア、イープラス、ファミリーマート店頭Famiポートでご購入ください。
とありました。今回はイープラスアプリからデジタルチケットを購入しました。
このコロナ禍でデジタルチケットなどスタンダードになっていくのかも知れませんね。ペーパーよりも衛生面では安心かと思います。
時間予約入場と混雑状況
昨今、他のイベントもそうですが、入場は日時指定制が導入されています。チケット予約時に日時を指定して空き状況を確認してチケットを購入します。このご時世やむを得ない対策だとは思いますが、急に都合が悪くなってこの時間に行けなくなるとチケットが無駄になります。
今回、予約時間帯は各30分間。(集合時間:14:00~14:30 というような感じ)時間通り美術館に到着するとチケットの予約時間を確認されて、行列に待機するよう促されます。行列に並ぶこと約5~10分程度で会場入口に案内されます。
期間中自由に行けた頃に比べると少し不自由ですが仕方ないですね。その分混雑は緩和されていたと思います。訪れたのは休日の日中でしたがストレスが感じられるほどの混雑はなく人気の作品もゆっくり鑑賞することができました。
ロンドン・ ナショナル・ギャラリー(英国)
ナショナル・ギャラリーはイギリス、ロンドンのトラファルガー広場にある美術館です。以前ロンドンに行った際に訪れていました。(写真にて確認(^-^;)この時は旅程が超強行スケジュールだった為、閉館30分前に入場して駆け抜けていったことしか覚えていません。
ちなみにロンドンのナショナル・ギャラリーは入館無料です。おそらく入館無料だからそんな短時間でも入館する気になったのです・・
<訪問したのは2011年>
なので今回このナショナル・ギャラリー展は是非行きたかったのです。
この時はトラファルガー広場に2012年7月開催のロンドンオリンピックのカウントダウンが表示されていました。
個人的なみどころと感想
英国ではカンヴァセーション・ピースとして肖像画が好まれていたそうです。今回の展示でも肖像画が多かったように思います。私にしては全体的にじっくり観た作品は少なく(←えっ(笑))全61点、約1時間ほどで鑑賞が終わりました。
それでもさすがロンドン・ナショナル・ギャラリー!レンブラント、ゴヤ、ルノワール、ドガ、ゴーギャン、セザンヌなど、きら星のごとく、巨匠の作品がまんべんなく(?)来日していました。個人的に大好きなムリーリョの絵が2点あったのが嬉しかったです。
有名な作品はこちらの写真も美しい記事をご覧いただいた方がいいかと思います!
その他、今回私が特に印象に残った作品を備忘しておきます。(画像は購入した絵葉書を写したものです)
カルロ・クリヴェッリ《聖エミディウスを伴う受胎告知》
1486年に描かれた作品。とても緻密で美しい。
その場にいるような臨場感
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
大好きなムリーリョの作品が今回2点ありました。
《幼い洗礼者聖ヨハネと子羊》
《窓枠に身を乗り出した農民の少年》
こちらはどこにでもいそうなちょっとはにかみ屋の少年を暖かいタッチで描いた作品
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《西方より望むアヴィニョン》
コロナ禍で同展も開催が延長されてきましたが、なんとか行けて良かったです。
10月13日(火)〜15日(木)は午後9時までと忙しい方にもうれしい時間延長もあります。